便乗してブログを書きます。つぼくんのハイエナです。
『エモい』という言葉を、最近よく見る。
いつごろ生まれた言葉なのかはわからないけど、だいたいプラスの意味で使われていて、ニュアンスとしては「熱い」とか「感動する」とか、なんかそういうモノを含んでいるような気がする。
“気がする”としたのは僕自身はっきりとした意味がわからずに使っているからで、たぶん、他の多くの人たちも同じなんじゃないかなと思う。
じゃあそれが悪いことなのかというと、僕は別にそうは思わない。
そもそも気持ちを表す形容詞なんてものはどれもこれも曖昧で、エモいに限らず、その言葉が生まれた当初は、みんなふわふっわした感覚で使っていたんじゃなかろうか。
つまり『エモい』というのは、まだ調査不足の、発見されたばかりの言葉なのだ。だから誰にも、はっきりとした形が見えていない。
みんながエモいという言葉を使い続けて共通のイメージが形作られれば、やがて『エモい』という言葉にも、しっかりとした実態が伴うんじゃないかなぁ思う。
「これはエモいよね」「これもエモい」「いやそれは違わない?」みたいな感じで自然に分類されて、段々と形がわかってくるイメージ。
そうしてエモいがしっかりとした実態を持ったあとの世界に生まれてくる“エモい”ネイティヴな子どもたちにとっては、きっと「エモい」も「悲しい」も「嬉しい」も、どれも等しく感じるんだろう。
ただまあとは言え、やがて辞書に閉じ込められた“エモい”が、今ほど便利な言葉として使われているかはわからないけど。
こうやって未来のことを考えるのって、ちょっとエモいよね。