きっとどのアーティストにとっても、そしてどのアーティストのファンにとっても、東京ドームというのは特別な意味を持った場所なのだと思う。そこに立てた人たちにとってはもちろん、たぶん、立てなかった人たちにとっても。
僕にとって東京ドームの持つ意味は〝みんなで叶える物語〟のひとつの終着駅で、だから、Aqoursの東京ドーム公演が決まったときは、嬉しさと同時に寂しさ、怖さみたいなものも感じた。ついにこのときが来たのか、と。終着駅であるドームの先に続く道を、想像できなかったからだと思う。
でも、駅の終わりは道の果てじゃない。終着駅を目指してそこで満足する人たちもいるだろうけど、彼女たちの貪欲さは知っている。ずっと見てきたから。
だからか今は、割と単純に楽しみだ。東京ドームが、その先の景色が、これから何を見せてくれるのかが、ただただ楽しみ。もちろんいつか終わりは来るんだろうし、そこから目をそらすつもりもないけれど、なんかもう「楽しみ!」ってのが一番大きい。
なので今日と明日はめいっぱい楽しんで、今までたくさんの素晴らしいものを見せてくれた彼女たちへのありがとうも込めて、願わくば、これからの彼女たちの後押しにもなれるような、そんな日になるといいな。
あの偉大な先輩が、最後に立った舞台だ。緊張しないわけはないだろうし、プレッシャーを感じないわけもないだろう。パンフレットを読んでもそれは感じた。
でも、彼女たちなら大丈夫。考えてみれば、プレッシャーとの戦いなんて、それこそ結成当初からやってるんだ。
お酒を飲んでるわけでもないのにまとまらないなぁ。
要するに、今までも、これからも、そしてイマも、全部楽しくて楽しみってことです! また会場で会おうぜ!